8/20 全国政策研究集会2022IN静岡(オンライン)初日を受講。
①基調講演 リニア巨大プロジェクトと大井川の水、南アルプスの自然 環境部理事 南アルプス環境保全担当 織部 康宏氏
静岡県は「事業を行うにあたって、事業計画地である南アルプスの特殊性及び大井川の特殊性を考慮して、事業の実施前に県民が安心できるレベルの環境影響評価を実施してほしい。」と要望。
当該地域の自然環境を保全することは国の環境行政の使命である。今後、地元の理解と協力を得ることが不可欠。地域住民に対し丁寧に説明しなければならない。
リスクコミュニケーションによる双方の気づきと信頼で、双方間の乖離を小さくしていくことが重要である。
②基調講演 議会改革とジェンダー平等・民主主義 上智大学法学部教授 三浦 まり氏
議員・職員のハラスメントに関する単独条例は全国に16(2022.7.5時点)
すべての人に政治参画を十分に保障する(ハラスメントの撲滅)ことが、民主主義の原点である。
ハラスメントは優越する地位の濫用。女性やマイノリティ議員のサポート体制が重要である。
③分科会 AIを活用した分散型社会の構想とリニアがめざす「メガポリス構想」
㈱日立製作所研究開発グループ先端AIイノベーションセンター 福田 幸二氏
AIは、ビッグデータを活用し、不確実な状況のもとで、各選択肢のメリット・デメリットを示して、意思決定を支援するためのもの。意思決定(戦略の選択)はあくまで人間が決定すべき。
政策提言の3ステージとなり、政策提言の情報収集(モデル化)(有識者)→選択肢検討(シミュレーション・解析)(AI)→戦略選択(政策提言)(有識者)に変化する。
本市においても、本年10月から運行エリアを拡大するデマンドタクシー「チョイソコとなみ」にAI配車システムを導入され利便性が向上。これからも本市の取り組むべき課題に、AIが導入される頻度が高まるであろう。
活動報告
